さてさて!今日はくも膜下出血について学んでいきましょう!くも膜下出血にかぎらず、頭蓋内病変というのは、病棟で働く看護師にとって身近なもの。なのでしっかり知識として入れておきましょう!国家試験に限らず働くようになってからも役立つはずです!!
第112回 午前30問
くも膜下出血の成因で最も多いのはどれか
①外傷
②脳腫瘍
③脳動脈瘤
④脳動静脈奇形
はいどうでしょう!最もシンプルかつ基本的なことを問われている問題ですね。この問題は必修問題ではないですが、必修問題になってもおかしくない問題です。こういう問題はしっかり得点をしていきたいですね!
くも膜下出血の解説をする前に・・・頭蓋内病変と聞いてどんな疾患が頭に浮かびますか?
・脳出血
・脳梗塞
・認知症
・アルツハイマー
・パーキンソン病
・髄膜炎
・脳腫瘍
・急性硬膜下血種
・慢性硬膜下血種
まだまだあるけれど、これくらいはポンポーンと出てきて欲しいな!
脳周辺の解剖
頭蓋内病変を語る上で絶対に頭に入れておいて欲しいこと
脳周辺の解剖です!まずね、呪文だと思ってこれを覚えて!
硬膜→くも膜→軟膜
これは頭の病気の話になったらすぐにでも頭に浮かべて欲しい。
そしてこれが何なのかっていうと、頭をイメージしてね!頭蓋骨をオープンしたら大脳が出てくるよね。大脳って髄膜っていう膜で覆われているんです。外側から内側に向かって硬膜→くも膜→軟膜の3層の髄膜で覆われています。この名前も順番もめちゃ大事。なんでかって、この名前を問われたり、層の順番を問われたりする問題が出ているし、なんといっても、脳血管疾患を語るうえで脳の解剖を知っていないと、脳のどこの部分の病気なのかがイメージできないから。
・くも膜下出血
・慢性硬膜下血種
さっき出してもらった疾患にもこの膜の名前が出てくるでしょ?そうするとその疾患が脳のどのあたりで起こっているのかが想像しやすくなります!
私としては最低限、硬膜→くも膜→軟膜 は絶対に覚えてほしいけど、上級者向けにもう少し!
頭皮→頭蓋骨→硬膜→くも膜→くも膜下腔→軟膜→大脳皮質
ここまで覚えてくれればはなまるです!
くも膜下出血とは
くも膜下出血とはくも膜下腔または隣接する脳実質内の血管病変によりくも膜下腔内へ出血した状態
???となってしまいました?先ほどの硬膜→くも膜→軟膜ってありましたね?!この大脳を覆っている髄膜の真ん中の層であるくも膜の下に空洞があって、そこから出血しているよってことだよ!納得できた?!
ではここで問題です!
くも膜下出血を発症した人の髄液は何色でしょう!!
すぐに答えは言いません。考えていきましょう!
脳と脊髄は髄膜で覆われていますね。そしてその中は髄液で満たされています。脳と脊髄は髄液の中でぷかぷか浮かんでいるイメージね!そこにくも膜下腔で出血が起きたらどうなると思いますか?
髄液に血液が混じるよね!
なのでくも膜下出血を発症した人の髄液は血性です!
そもそもなぜくも膜下腔で出血が起きるのかということですが、その原因の多くが動脈瘤の破裂です!
なのでこの問題の答えは③の脳動脈瘤なんですが!④脳動静脈奇形じゃないの?と思ったそこのあなた!この間違いは褒めるべきかもしれません!!くも膜下出血の原因の8割が脳動脈瘤の破裂ですが、1割弱は脳動静脈奇形の破裂なんです。この問題は最も多い原因を問われているので、脳動静脈奇形は不正解ですが、脳動静脈奇形もくも膜下出血の原因であると知っていたならばこれはしっかり勉強ができている証拠です!④と答えた人は自信を持ちましょう!!!
まとめ
くも膜下出血について学んできましたがいかがでしたか?やっぱり肝心要は解剖生理だなと感じていただけたと思います。解剖を知っていると、疾病の理解が進んでいなくても、疾患を想像することができますね!国家試験の勉強で焦っていたら、少し遠回りの様に感じるかもしれないけれど、過去問を解きまくるよりかは解剖の勉強をしたほうが、知識の定着にはつながると思いますよ!!頑張りましょう!
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